台風と熱帯低気圧と温帯低気圧!それぞれの違いは?

夏から秋にかけては、台風が発生する季節です。

2014年は、我が家のあたりでは
数十年に1度の!?台風の被害が予想されるとして
避難勧告が出ましたし、

近いところで、河川が氾濫し
周辺の家屋が浸水するほどの被害が出ました。

恐るべし、台風・・・

スポンサーリンク



台風は、地震のように突然起こるものではなく、
天気予報を見れば、私たちにも
近づいてくるのはわかるんですけど、

それでも、上陸すれば被害は大きいですね~((((゚Д゚;))

 
そんなこんなで・・・
天気予報を注意深く見るようになった私ですけど、

台風に関しては、
熱帯低気圧が、台風になった」
「台風が、温帯低気圧に変わった」
などと言っていて、

どういうこと?
どう違うの?

と、疑問が浮上してきました。

 
そこで、今回は、

  • 台風
  • 熱帯低気圧
  • 温帯低気圧

この3つの違いを詳しく調べてみましたよ。

 
これで、子どもに
「どう違うの~?」と尋ねられても
安心ですね(^^♪

 

台風とは?

typhoon台風って、雲がグルグル渦を巻いているやつでしょ?

なんて、分かっているようで、
分かっていない・・・

そんな、台風について、
まずは、見ていきましょう。

 

 台風とは?

熱帯低気圧が発達したもの。
中心付近の最大風速が、17.2m/s以上のもの。

 

つまり、「熱帯低気圧」と「台風」の違いは
風力の違いなんですね!

 
 台風の名前

日本では、台風は発生した順に番号が付けられます。

天気予報でも、台風15号が接近・・・
などと言いますけど、
毎年、1号から始まるんですよ。

 
 台風の上陸数

ほとんどの台風は、夏から秋にかけて発生し、
日本に接近するのは、平均10個ほど、
上陸するのは、平均3個です。

ちなみに「上陸」というのは、
北海道、本州、四国、九州の陸地に
台風の中心が接した状態のことです。

 
1番被害が多そうな沖縄ですけど、、
台風は「上陸」することはなくて
「通過」するんだそうですよ Σ(゚Д゚)

 
上陸数は、年によってバラバラです。

2004年には10個の台風が上陸したし、
2000年、2008年には1つも上陸しませんでした。

スポンサーリンク



 
 世界の台風

アメリカのハリケーンによる被害の状況が
ニュースで流れたりしますけど、

ハリケーンも台風と同じように
熱帯低気圧が発達したものです。

ほかに、サイクロンという呼び方もあって、
発生する地域で名前が違ってきます。

 

  • 台風    太平洋北西部。
  • ハリケーン 太平洋北東部、大西洋北部。
  • サイクロン インド洋、太平洋南部。

 
typhoon2

 
 台風の被害

台風が上陸したり、接近したりすると、
風と雨が強まりますよね(((゚Д゚;))

 

【被害例】

  • 高潮、高波
  • 風による樹木や建物の倒壊
  • 洪水、浸水
  • 道路や橋の流出
  • 土砂崩れ、地すべり・・・など
  • 交通機関の乱れ

 
台風を食い止めるための対策によって、
昔と比べて被害は小さくなっているとは言いますけど、

ときには、予想を上回る自然のパワー
見せつけられることもありますね~(゚Д゚;)

 
ところで、台風って、熱帯低気圧が発達したものでしたけど、
そもそも、熱帯低気圧ってどんなものなんでしょう?

次は、熱帯低気圧について、見てみましょう。

 

熱帯低気圧とは?

まずは、こちらです(^^♪

 

 熱帯低気圧とは?

熱帯~亜熱帯の海上で発生する低気圧のこと。

熱帯の温かい空気だけでできているので、
前線は伴いません。

 

 熱帯低気圧の発生

熱帯低気圧は、主に緯度10~15度の海上で発生します。
陸上では発生しないんです。

 
海面からの水蒸気の供給が必要なため
発生場所は、海面温度が26度以上の海域です。

なので、寒流が流れている南太平洋の東部や
南大西洋ではほとんど発生しないんですって!

「世界の台風」のところに載せた地図でも、
その海域には、何もないですよね^^

 
季節は、やっぱり夏~秋。
海面温度の高い時期ですね。

 
 熱帯低気圧の移動

緯度10~15度で発生した熱帯低気圧は、
高緯度に向かって移動します。

北半球で発生したものは北へ、
南半球では南へ移動するわけです。

 
貿易風や偏西風の影響を受けて、
発生後は、北西(「北半球)や南西(南半球)に進み、
その後、北東または、南東に向きを変えます。

もちろん、発達すれば、台風やサイクロン・・・と
名前を変えますよ!

 

さあ、最後は、温帯低気圧についてです^^

 

温帯低気圧とは?

「台風は温帯低気圧に変わった」と言われるように、
台風が温帯低気圧に変わるのは事実ですけど、

熱帯低気圧から台風になったときの逆・・・
というワケではありません。

 
 熱帯低気圧との違い

熱帯低気圧 温帯低気圧
発生場所 熱帯、亜熱帯地域の海上 温帯地域の海上および陸上
前線 伴わない 伴う
構成要素 熱帯の暖気 寒気と暖気

 
暖かい空気の上昇によって発生した熱帯低気圧と違って、
温帯低気圧は、寒気と暖気がぶつかる地点で発生します。

低気圧の北と南では、温度差があるんですね。

なので、低気圧が通過した後に、
急に寒くなったとか、急に蒸し暑くなったなど
温度変化が感じられることがあるわけです。

 
 台風から温帯低気圧への変化

熱帯地方で発達した台風ですけど、
北に進むと、まわりに冷たい空気が侵入してきます。

そうなると、台風の持つ暖かい空気と
侵入してきた冷たい空気の衝突で前線ができます。

前線を持つのは、温帯低気圧の特徴でしたよね!

 
多くの台風は、温帯低気圧に変わりながら
勢力を弱めます。

でも、中には、温帯低気圧に変わって
再び発達することもあるんですよ~

 

最後に・・・

いかがでしたか?

「熱帯低気圧⇒台風⇒温帯低気圧」
変化はあっても、

熱帯低気圧と温帯低気圧は、
かなり性質の違うものでしたね(^^♪

 
これで、夏の天気予報も余裕をもって!?
見られますね~

スポンサーリンク

コメントを残す