最近は、毎年夏になると雨による被害が
あちこちで起きていますね。
2013年には、我が家の近くでも
地下街に雨水が流れ込むほどの雨が降りました。
「ゲリラ豪雨」と呼ばれる局地的大雨です。
こんなひどい雨、昔はなかったような気がする・・・
と思って調べてみると、
30年間ほど前にも、あることはあって、
年間30~40回程度だったそうです。
でも、ここ数年は、なんと
1年間に100回以上になることもあるほど
増えてるんですって\(゚Д゚;)
誰もが、ゲリラ豪雨に遭遇する可能性があるほど
身近なもの!?になってるんですよ。
ところで、このゲリラ豪雨、とにかくすごい雨!!
ってイメージですけど、
実際にはどんな雨のことを言うのでしょう。
なぜ、最近増えているのでしょう。
そんな疑問を解決すべく、
今回はゲリラ豪雨について調べてみましたよ。
ゲリラ豪雨の被害にあわないように、
まず、敵!?を知ることから始めてみましょう。
もくじ
ゲリラ豪雨とは?
「ゲリラ豪雨」という言い方は、
気象庁では使われていないそうなんですけど、
一般的な定義は、こんな感じです^^
- 狭い範囲で降る。
- 雨の量が多い。(1時間に50m以上)
- 短時間に降る。
そう、こんな風に雨が降るんです。
本当に局地的だってことが、前半部分を見るとよくわかりますよ!
↓ ↓
短時間に降る雨の量が多いのが特徴ですけど、
激しい雨って、ホント危険なんですよ。
- 1時間に30~50mmなら
山崩れや崖崩れの危険あり。
都市部では下水管から雨水があふれることも。 - 1時間に50~80mmなら
土石流の危険あり。
都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込むことも! - 1時間に80mm以上なら
大規模な災害の発生する危険性が高いΣ(゚Д゚|||)
こういった雨が増えてると言いますけど、
どうしてなんでしょう?
原因を探ってみましたよ!
ゲリラ豪雨の原因は?
原因とされているのは、こちら。
- 地球温暖化
- ヒートアイランド現象
それぞれについて、見ていきましょう。
地球温暖化が原因?
地球の平均気温が上昇する現象のこと。
それに伴って、海水の温度も上昇する。
気温が上がって、大気中の水蒸気が増えると、
積乱雲が発達しやすくなるからなんですね。
積乱雲とは、強い上昇気流によって
垂直方向に大きく発達した雲のこと。
雲の高さは10㎞以上で、
ときには成層圏にまで達することもあるとか。
この積乱雲ですけど、
大気の状態が不安定なときに
発生しやすい雲なんです。
「大気の状態が不安定」とは、
地上付近には、暖められた空気、
上空には冷たい空気の層がある状態のこと。
不安定な状態を解消しようと、
温まった空気は上へ、冷たい空気は下へ
移動して対流が起き、積乱雲が発生します。
このとき、空気が水蒸気をたくさん含んでいると
不安定さは増し、積乱雲ができやすくなるのです。
水蒸気を含む分、雨も激しくなるんですね~(;゚Д゚)///
ゲリラ豪雨とヒートアイランド現象
ゲリラ豪雨が、都市部に多い理由として
ヒートアイランド現象が挙げられます。
ある地域の気温が周辺地域と比べ高くなる現象。
東京のような大都市だけでなく、
人口数千人~数万人の都市でも発生します。
【原因】
- 建物や道路の舗装などで、土や緑がなくなり
熱を放射しなくなった。 - 車、冷暖房、照明器具、工場など
熱を出すものが増えた。 - 建物が立ち並び、高層化すると
夜間の放射冷却が弱くなる。
夏は、暑いのは当たり前!とは言っても、
コンクリートやアスファルトの照り返しは
本当に暑いですよね Σ(゚Д゚|||)
それから、冷房の室外機から出る熱風・・・( ;゚Д゚)))
ヒートアイランド現象、実感できます、よね!?
この都会の異常な暑さが、
またまた積乱雲を発生させるのです。
ところで、ゲリラ豪雨が発生すると
けっこう被害が多かったりします。
どうして被害が大きいのか、
どう対処すればいいのか、見てみましょう^^
ゲリラ豪雨の被害が大きいワケ
ゲリラ豪雨が恐ろしのには、こんな理由が考えられるんですよ。
- 短時間で危険な状態になる
- 離れた場所でも被害を受けることがある
- 注意報や警報の発表が間に合わないこともある
実際には、都市部ではこんな被害があります。
- 低いところに雨水が一気に集中する。
都市部の平坦なところに住んでいる・・・
と思っていても、意外と高低差はあるんですよね~少しでも周囲より低ければ、雨水はそこに
流れ込んできます。地下鉄や地下のショッピングセンター、
地下室なんかもその1つですし、
雨の範囲と水の流れ込むところが別!ということもあります。 - 下水道の排水能力をオーバーする。
都市部では、降った雨は道路を流れ、
排水溝から下水道へ入っていきます。でも、この排水設備は、1時間に50㎜の降水量に
対応できるレベルで造られていることのが、一般的なんです。ゲリラ豪雨の雨量は想定外!?(」゚O゚)」
排水溝から水があふれ出す場合も、多いようです。
郊外や、場所によっては都市部でも、
河川氾濫、地滑り、鉄砲水、土石流、がけ崩れ・・・などなど、
雨による災害は、ほかにもいろいろありますので、
注意が必要です。
ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲は、
数分~数十分と急速に発達するだけでなく、
ヒートアイランド現象の影響で
場所を特定するのは難しいのです。
とはいえ、夏場は、天気予報や空模様には
十分に注意しておきたいですね (;・∀・)
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