ホームベーカリーでパンを焼いて・・・
できた♪
と思ったら、膨らんでない~(゚◇゚)~
そんなことはありませんか?
とってもショックですよね~
ドライイーストを入れ忘れた!なんてときは、当然なんですけど、
レシピ通りに材料は入れたのに、どうして?
というときもあります。
今回は、ホームベーカリーでパンを焼く場合のパンが膨らまない原因についてまとめてみましたよ。
ホームベーカリーを使い始めて数年。
今は、週に4回はパンを焼いている私の経験もふまえて、徹底的に調べてみましたので、きっと問題が解決することと思います^^
もくじ
パンが膨らまない原因は?
まず、考えられる原因はこちらです。
- イーストが入っていない
- イーストが古い
- 小麦粉が古い
- 発酵温度が高すぎる
- 発酵温度が低すぎる
- 発酵時間が足りない
- こねが足りない
- ホームベーカリーの機械が原因
1つずつ見ていきましょう!
イーストが入っていない
イーストは、パンを膨らますためのもの。
これが入っていなければ膨らまないのは当然ですよね~(;´∀`)
この場合は、いつもより膨らみが悪い・・・というレベルではなく、
ホームベーカリーのフタを開けたとたん、
「なんじゃ、こりゃ〜」と叫んでしまうレベルで、パンは小さくて、かっちかち。
私も2、3回、こんな失敗をしちゃいました。
でも、パン、1斤分の材料、捨てるのはもったいない!
薄~くスライスしてからトーストして食べると、けっこうおいしいんです。
ビスコッティのような、カリカリの食感。
ラスクのように砂糖をまぶすのもよかったですよ。
かなり固いので、わざわざ作りたいものではないですけどね・・・(@_@)
イーストが古い
イーストとは、酵母菌の一種の微生物。
古くなったり、保存状態が悪かったりで菌が死んでしまうと、パンは膨らみません。
- 賞味期限が切れてしまっているもの
- 開封して日がたっているもの
などを使った場合は、それが膨らまない原因かもしれませんよ!
賞味期限は切れていないけど、開封して置いてあったイーストがある・・・
使っても大丈夫かなぁ~(;´・ω・)
そんな場合は・・・
イーストが使えるかどうか??をチェック!
- イーストと少量の砂糖を2~3倍量のぬるま湯に入れる。
- しばらく置いておく。
- プクプク泡が出てくる。
⇒泡が出てくれば、イーストが生きている証拠♪
そして・・・
品質を保つための、イーストの保存方法は、コレ!!
保存するときは、冷蔵庫に入れましょう(^^♪
しばらく使わない場合や、量が多い場合は、冷凍庫に保管すると長持ちしますよ。
小麦粉が古い
お米なら新米がおいしいのと同じように、小麦粉も新しいものや挽きたては、風味が違います。
賞味期限が少し過ぎていても、保存状態が良ければ使用には問題ない場合もありますけど・・・
古くなると、小麦粉に含まれるグルテンの働きが鈍くなることもあるので、パンに使ったときには、膨らみが
悪くなることも・・・
小麦粉が古いかもしれない!という場合はこうやってチェック!
- 新しい強力粉や食パンミックスを使ってみる
- 強力粉のメーカーや銘柄を変えてみる
その他の材料の量や種類は変えずに、試してみてくださいね!
でも、私の場合、すごく安~い強力粉を買ってみたら膨らみが悪かったことがあります。
買ってすぐに使ったんですけど、質が悪かったのか、お店の保存状態が悪かったのか・・・(*_*)
また、国産の強力粉のように、タンパク質(グルテン)の含有量が少ないものだと膨らみにくくなります。
強力粉だと、タンパク質の含有量は11.5~13.5%。
(ちなみに、薄力粉は、7.0~8.5%)
数字にすると、差は大きくないんですけどね~
タンパク質量が記載されている場合は、確認してみるのもいいかもしれません^^
発酵温度が高すぎる
ホームベーカリーなら、発酵温度は調節されているはず・・・
なんですけど!!
やっぱり外気の温度は影響してきます。
暑くなってきた時期なら、発酵温度が高すぎる可能性もあるんですよね。
・・・というか、材料やレシピに問題がなければ、発酵温度に問題がある可能性は大!!です。
そんなときの対策は、こちら!
やり方は・・・
- 使う水を冷水にする
- 小麦粉を冷蔵庫に入れて冷やす
- こねの工程の時にしばらく、ホームベーカリーのふたを開けておく
まずは、使う水や牛乳をしっかり冷やして試してみてくださいね。
その様子を見て、
- やっぱり温度が高すぎたみたい!
- でももう少し低い方がよさそう!
という場合は、粉やふたで調整してみましょう。
ちなみに、食パンなら、こねが終了して1次発酵前の生地の温度は27~28度が最適なので、
このタイミングで生地の温度を測ってみるとより確実ですよ(^^♪
発酵温度が低すぎる
次は、寒い時期に起こりがちなことです。
発酵温度が低い場合の対策は、コレ!
- 使う水を温める
- ホームベーカリーの内釜をお湯で温める
それと、バターなどの油脂類は、最初から入れずに、スタートして5~10分後に入れてくださいね!
最初に入れてしまうと、グルテンの形成を阻害しちゃいます。
そのせいで、膨らみが悪い・・・ということも考えられるので。
でも、これで、バターを入れ忘れてしまうと、それはそれで、生地の伸びが悪くなって、膨らみが少なくなることもあるんですよねー(^_^;)
難しいです・・・
発酵時間が足りない
特に冬場ですけど、発酵温度が低かったり、生地の温度が低かったりすると、発酵に時間がかかってしまいます。
ホームベーカリーなんだからそこはうまく調整してよ!!
・・・って思うんですけど~Σ(・ω・ノ)ノ!
もちろん、そんな微調整は、してくれません。
発酵が足りないかな?という場合は、こちら!
- 発酵時間を長めに設定する(発酵時間が調整できる場合)
- 発酵時間が長めのコースを選択する(例えば、全粒粉コースなど)
でも、発酵しすぎると、アルコール臭のする食感の悪いパンになってしまいますので、様子を見て、調整してくださいね^^
こねが足りない
ホームベーカリーの場合、こねが足りない、というのは機械の故障とも考えられますけど・・・
こねが足りないと、グルテンが形成されず生地の粘りがでません。
膨らまなかったり、少し膨らんでも横に流れてしまうことも。
しっかりこねるための、対策はコレ!
- 時間設定できる場合は、こね時間を長めに設定する
- できない場合は、10~15分こねたあとリセットして再スタートする。
それと、規定より粉の量が多い・・・などで、機械の動きが悪くなっている、なんてこともあるかもしれません。
レシピももう1度、見直してみてくださいね♪
しっかりと、適度にこねられた生地はキメが細かく、ふんわりしたパンに焼きあがりますよ^^
ホームベーカリーの機械が原因
最後は、機械が原因の場合です。
- 羽をセットし忘れた!
- 内釜が本体にきちんとセットされていなかった!
・・・など、明らかなミス以外の機械の故障は、残念ながらどうしようもないですよね~(;´∀`)
電源が入らなかったり、ヒーターがつかなかったりすれば一目瞭然ですけど。
羽の回転が悪くなっている場合などは気づきにくい可能性もあります^^;
羽根の回転が悪い、と感じたら、
- 粉の量が多すぎないか
- モーターの部分に粉などが詰まっていないか
などもチェックしてみてくださいね。
最後に・・・
毎回同じように作っているつもりでも、気温や湿度、材料の微妙な増減で、できあがるパンの表情は、変わってきます。
面倒だなぁ~なんて思うこともありますけど、おいしいパンが作れると嬉しいですよね~(^^♪
自分好みのレシピで、パン屋さんに負けない、おいしいパンをぜひ作ってくださいね!
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