子供の頃から楽器を習っているとか、
両親が音楽にかかわる仕事をしていたりとか、
そういう環境でしか聴くことがあまりなさそうな、
クラシック音楽。
なのでちょっと、敷居が高いようなイメージですが・・・
最近ではクラシックを題材とした
ドラマやアニメが描かれることが増え、
子供の頃からそういった環境になくても、
クラシックに触れる機会が多くなったのではないでしょうか?
私も「のだめカンタービレ」などをきっかけに、
クラシックが少し好きになって、
いろいろ聴いてみようかなという気持ちになったものです。
しかし、そうやって何かしらきっかけがあって、
聴いてみたいと思うのはいいけれど、
何から聴いたらいいかわからないという方も多いでしょう。
選曲を間違うと途中で飽きたり、寝たりしそうだし(笑)
そこで今回は、
クラシック初心者におすすめしたい、
クラシック曲をご紹介したいと思います!
もくじ
初心者にオススメのクラシック音楽とは?
私は、初めてクラシックを聴きたいと思ったとき、
曲の選び方に迷いました。
漠然と聴きたいと思っても、
クラシック音楽なんて星の数ほどあるし、
一体どう選べばいいのかと・・・
そこでおすすめしたい選び方が、
「音楽の授業で習った曲から聴いていくこと」。
音楽の授業で習った曲は、
テレビやどこかのBGMに使われていたりすることも多く、
大人になってからも覚えているものなので、
挫折しません。(経験談・笑)
ではその中の主な曲をご紹介していきますね^^
●交響曲第9番 第4楽章「歓喜の歌」/ベートーヴェン
(オモシロい動画をみつけました!)
誰もが絶対一度は聞いたことがあるでしょう。
日本では年末によく演奏される、
ベートーヴェンの名曲です。
まさにクラシック!って感じですね。
この曲の演奏が終わった時、
観客の拍手が鳴りやみませんでしたが、
耳が聞こえなかったベートーヴェンは、
それに気づきませんでした。
しかし舞台のアルト歌手に、観客の方を向くよう促され、
初めてその光景を見て、
成功を感じることができたと言われています。
●交響曲第5番「運命」/ベートーヴェン
学校でも必ず習いますし、知らない人はいないでしょう。
冒頭の「ジャジャジャジャーン!」が印象的な曲です。
この、「運命」というタイトルには、
こんなエピソードがあります。
ある日弟子から
「冒頭のジャジャジャジャーンは、
何を表している音か?」
と問われた時に、
「運命がドアを叩く音だ」と
ベートーヴェンが答えたことが由来だとか。
また、「運命がドアを叩く音」は、
「音楽家としての人生の終わりが近づいてくる音」であり、
絶対に避けられない運命の到来を表しているとも言われています。
●交響曲第9番「新世界より」/ドヴォルザーク
オーケストラでよく演奏される曲の一つで、
1893年に彼が最後に作った交響曲です。
力強く迫力があり、クラシック好きの中には
この曲ファンが多く存在します。
ドヴォルザークは旅行が好きで、
鉄道マニアでした。
この曲には、そんな鉄道マニアらしさが所々に表れていて、
楽しい曲です。
ちなみにこの曲は、
JR大阪環状線の新今宮駅の発車メロディとなっています。
新今宮駅には、近くに「新世界」という、
大阪を代表する繁華街があることから決まりました。
なので、大阪人のクラシック初心者には、
特に聴きやすいのではないでしょうか(笑)
鉄道マニアである彼も喜んでくれているといいなぁ。
●行進曲第1番「威風堂々(いふうどうどう)」/エルガー
(自衛隊演部隊による演奏です)
学校の教科書に必ず載っているエルガーの名曲。
パレードや学校の演奏会でもよく使われる曲で、
私も小学生の頃、演奏会で弾きました。
威風堂々とは、「雰囲気に威厳が満ち溢れて立派な様子」
と言う意味ですが、まさにそれを音楽で表しているような、
力強い曲です。
●ヴァイオリン協奏曲「四季」/ヴィヴァルディ
(ヴィヴァルディ 「四季」より「春」)
春・夏・秋・冬の四季をテーマとした、
ヴァイオリン協奏曲。
教科書にも載っているし、
ダイハツのMOVEのCMでも「冬」が流れているので、
みなさん知っているはず。
四季はこの4曲で一つだと思われがちですが、
実は「和声と創意の試み 作品8」という曲集の
1曲目~4曲目に当たり、5曲目以降は、
四季とはまったく関係ないタイトルがつけられた曲が
収録されているんです。
ちなみにタイトルを持っているのは、
第5番「海の嵐」、第6番「喜び」、第10番「狩り」です。
●G線上のアリア/バッハ
しっとりと落ち着いた雰囲気のする、
バッハの名曲です。
この曲は、彼が生きている間ではなく、
亡くなって100年ほど経ってから、
人気が出てきたんだとか。
以前、吉永小百合さんが出演していた、
SHARPの液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」のCMで
使われていたので、聴いたことがある方も多いでしょう。
曲名にある「G線」とは、
バイオリンの四本の弦の一つの名前のこと。
この曲は、そのG線一本の弦だけで演奏できてしまうんです。
とはいえ、一本で演奏されていることは、
あまりないようです(^-^;
いかがだったでしょうか?
何となく敷居が高そうなクラシックも、
一度は必ず聴いたことがあるような曲から聴いていけば、
身近に感じてくると思います。
そしてここから、
「この音楽家は他にどんな曲を作っているのだろう?」と
気になり、クラシックにハマっていくのです。
私のように(笑)
クラシックは、J-POPやロックなどとは、
また違う魅力があります。
ぜひこの記事をきっかけに、
クラシックの世界の扉を開けてみてはいかがでしょうか^^
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