「成長痛」ってご存知ですか?
私のこれまでの認識では、成長痛は
「成長期に起こる痛み」で、
小学生高学年~中学生くらいの間に
症状が出る、という感じでした。
でも・・・
最近知ったんですけど、
「成長痛」と呼ばれるものには、
2、3歳ころから起こるものもあるんですって!
ええっ~Σ(゚Д゚)///
我が家の幼稚園に通う息子たちも、
痛みを訴える可能性が
十分にあるじゃないですか!
子どもの痛みの話って、
できれば避けて通りたい((+_+;)~
でも、そういうワケにもいかないので、
徹底的に調べてみました。
子どもの成長痛について、見ていきましょう^^
もくじ
成長痛とは?
実は、成長痛って、医学的には
明確な定義がされていないんですって!
なので、作ってみました~^^
なんてのは、ウソです・・・(;´∀`)
一般的に使われるのは、こんな場合です。
幼児~中高生の成長期に、
主に、ひざ、ふくらはぎ、足首、足の甲、かかとなどの
下肢に痛みを訴えるもののうち、
骨や筋肉には異常が認められないもの。
成長痛で、子どもが痛みを訴える部位の
堂々1位は、「ひざ」なんだそうですよ。
2、3歳の幼児にも見られる症状で、
夕方や夜に、痛いと言って大泣きする
ケースもあります。
つらいですよね~
成長痛というからには、
成長が原因の痛みのようですけど、
痛みの出方や出る場所はさまざまですし、
まったく出ない子もいるんですよね~
成長痛の原因や症状を見てみましょう。
成長痛の原因
原因として考えられているものには、
次の2つがあるんですよ。
- 自律神経性の痛み
- 疲労性、ストレス性の痛み
この2つ、どちらも、一般的に
「成長痛」と言われるんですけど、
発症年齢も、症状もかなり違うんですよね。
1つずつ見ていきますね^^
1、自律神経性の痛み
3歳~小学校低学年くらいで、多く見られ、
痛みの原因として自律神経との関連が
考えられるケースです。
本人の意思とは関係なく、
体の機能をコントロールしている神経のこと。
手足を動かす、など意識してすることではなく
食べ物を消化する、
血液を循環させる、
汗をかく、などの
体の機能を調節しているのが自律神経です。
この自律神経のバランスが乱れることで、
痛みが出てくることがあるんですね。
ひざなど、足の痛みを訴えるものがほとんどですけど、
子どもたちの痛みに共通する症状は、
こんなところです^^
- 痛みを感じるのは夕方~朝方
- 痛むのは30分~1時間くらい
- 翌朝には、ケロリと治ってしまう
- 熱を持ったり、ハレが生じたりはしない
そして、この原因の成長痛が出やすいのは、
こんな子どもたちなんだそうですよ。
- 神経質な子ども
- 甘えん坊の子ども
- 兄弟がいる場合の上の子ども
このような子どもたちは、
もちろん本人は意識してませんけど、
不安やストレスを抱え込んでいることが
あるんですって!
- 子どもを安心させる
- 体を休める
- 子どもの痛みを受け止める
- 話を聞いてあげる
- さすってあげる
- 湿布を貼ってあげる
かまってもらいたい、という気持ちから
発症することも考えられる痛みなんですね。
なので、「痛いの痛いの飛んでいけ~」と
さすってあげるだけで、
痛みが消えてしまうこともあるんですよ。
お風呂でリラックスしたり、軽くマッサージをしたり、
日中の疲れを取ってあげることもいいですね(^^♪
でも、痛みが毎日続いたり、
昼間でも痛みがある場合は、
「疲労性、ストレス性の痛み」の可能性もあります。
こんどは、そちらを見ていきましょう。
2、疲労性、ストレス性の痛み
スポーツなどによる使い過ぎで、
成長軟骨が傷ついて、生じる痛みで
骨端症(こったんしょう)と呼ばれます。
子どもの骨の両側にある、軟骨でできている部分のこと。
この軟骨の部分が硬くなっていくことで、
骨がどんどん成長していきます。
成長期の子どもの体では、
骨を大きくするために、この骨端部分が
一生懸命仕事をしているわけです。
でも、この柔らかい部分は
大きな負荷を受けると、炎症を起こしてしまうのです。
大きな負荷と言えば、やはり、
部活動などのスポーツ。
学校の力の入れ具合や、種目によっては
かなり激しいものがありますよね~
なので、スポーツをしている子どもに
発症する例が多いんです。
そして、成長にも関係があるためか、
痛みを発症する場所には、
年齢による傾向があります。
- 小学生 かかと
(走ることが多い子によく起こる) - 小学校高学年~中学生 ひざ
(スポーツをしている子に多発) - 高校生 腰
痛みの出方や、症状、特徴は、こんな感じです。
- 運動中、運動後、朝起きたときなどに痛みを感じる
- ジーンとうずくような痛みや、きしむような痛み
- 安静にしていると痛みがないことが多い
運動したり、動いたりしたときに
なんとなく、かかとが痛い、ひざが痛い・・・と感じたら
症状の軽いうちに対処したいですね^^
- できるだけ足を安静に保つ
- 歩くだけでも痛みがある場合には
運動をストップする - 運動をしている時だけ痛む場合は
運動の頻度や強度を抑える - コンクリートなど、衝撃の強いところで
走ったり、ジャンプしたりしない - クッション性のある靴を履く
- お風呂でリラックスして筋肉の緊張をほぐす
- 軽いストレッチで筋肉の緊張をほぐす
筋肉の緊張によって、骨とのバランスが崩れていることや、
体の柔軟性が低いために、負荷が骨に届きやすいことも
考えられますので、
筋肉の緊張をほぐしたり、
体の柔軟性を高めることが大切なようですね^^
ただ、痛がる回数が多かったり、
足を引きずるようなことがあれば、
感染症、関節リウマチ、悪性腫瘍などの
病気が潜んでいる可能性も・・・
近くの整形外科などへ行って、見てもらってくださいね。
最後に・・・
骨の成長って、もちろん個人差はあるんですけど、
【~10歳】 1年に約6㎝
【10歳~14歳】 1年に6~8㎝
【12歳~15歳】 1年に8~10㎝
と、こんなに伸びるんですよ~
そして、第2次成長期を過ぎると、少しずつ
骨端部分が閉じていき、
20歳前後でようやく骨組織が完成するんだそうです。
私には、遠い昔の話ですが・・・(;´∀`)
成長期にある子どもたちには、
まだまだ、先の長い話です。
子どもたちが痛みを訴えたときに
うまく対処してあげたいですね(^^♪
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