お盆の行事!迎え火や送り火と地域のお祭り!

お盆は、ご先祖様の霊を迎え入れて
供養する行事
ですよね。

 
それぞれの家庭で、迎え入れる準備をしたり、
送り出したりするだけじゃなく

地域単位でも、さまざまな催しがあります^^

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今回は、そんなお盆の行事のあれこれ
見てみましょう。

 

各家庭ではどんなことをする?

もちろん、地域や家庭によって
特色があって、やることも違うんですけど、

一般的なのは、こんなことです^^

 

 家庭でのお盆の行事

  • 盆棚など、お盆の準備をする
  • 迎え火をたき、先祖の霊を迎える
  • 送り火をたき、ご先祖様に帰ってもらう

 
1つずつ見てみましょう^^

 

盆棚の飾りつけ

お盆に、ご先祖様の霊を迎えるためのお供え物を飾る棚を
盆棚とか精霊棚(しょうりょうだな)と言います。

庭先や座敷に飾るところ、
仏壇の前に飾るところなど、場所はさまざまです。

 

  • 小机の上に真菰(まこも)で編んだゴザを敷いて、
    位牌、花立、線香立てなどをを並べます。
  • ナスの牛やキュウリの馬を作って飾ります。
    (ご先祖様に、馬に乗って早く来てもらい、
    牛に乗って、ゆっくりと帰ってもらうため)
  • そのほかには、果物、菓子、花、個人の好物などを供えます。
    だんご、そうめん、水鉢など、
    地域や家庭によって特徴があります。

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迎え火

迎え火とは、ご先祖様の霊を迎えるためにたく火のこと。

一般的には7月13日、または8月13日の夕方
行うところが多いようです。

 

 迎え火のやり方

家の門口や玄関で、オガラ(皮をはいだ麻の茎)を
折って積み重ね、
火をつける。

オガラを燃やしたときに出る煙に乗って
ご先祖様の霊が戻ってくるそうです^^

 
あの世との接点となるということで、
お墓にご先祖様を迎えに行ったり
お墓をきれいに掃除しておいたりするところもありますし、

お墓の前で迎え火をたくところもあります。

 
でも、今は、都市部や、マンションなどの集合住宅では
火を使うのが難しい場合も多いですね(^^;)

 

送り火

家に迎えたご先祖様の霊を
あの世へ送り出す儀式のこと。

迎え火をたいたのと同じ場所で
オガラをつみ重ねて送り火をたきます。

 
各家庭で行われるもののほか、
地域の行事として行われるものもあります。

大規模なものも多く、山の送り火
海の送り火の2つに大別できます。

  • 山の送り火 
    京都の五山の送り火、奈良の高円山大文字送り火など
  • 海の送り火 
    灯籠流し、精霊流し

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全国のお盆の催し

 大津の盆船流し(北茨城市)

8月16日に、精霊供養の行事が行われます。

読経と「じゃんがら念仏踊り」の後に、
お供え物や人形を乗せた盆船が海に流されます。

もともとは、麦わらや荒縄などで作られていましたが、
今は木造船が一般的で、
流した後の盆船は回収されます。

 
県の無形民俗文化財に指定されています

 
 大川原の火流し(青森県)

8月16日の夜、集落を流れる川で行われます。

アシガヤで編んだ3隻の船に火をつけて
5~6人の若者で1隻の船を引いて川を下ります。

船の大きさは、長さ3m、幅1.5m、帆柱3m。
けっこう大きいですよね Σ(゚Д゚)

 
3隻の船は、早生、中生、晩生の稲を表していて
燃え方で、その年の米のでき具合を占うそうです。

 
 郡上踊り(岐阜県)

岐阜県郡上市八幡町で開催される盆踊りのこと。

日本三大盆踊り、日本三大民謡(郡上節)の
1つでもあります。

 
毎年7月中旬~9月上旬まで
32回開催されるそうですけど、
8月13~16日は、午後8時から早朝まで
夜通し踊が続きます。

4日間の徹夜踊りには、毎年およそ25万人の人が
参加するんですって!!

 
 能登の御招霊(おしょうらい)

ご先祖様の霊を呼び寄せるための火祭りで
富山県、石川県、福井県などの1部で行われています。

8月13日の夜、海岸沿いなどで
子どもたちが松明に火をつけて
ご先祖様を呼び戻します。

 
 地蔵盆(関西)

8月23~24日に行われる
子どもたちが主役の行事です。

地域に祀ってあるお地蔵様を囲んで行います。

僧侶の読経のほか、おやつの配布やくじ引きなど
子どもたちのための催しです。

 
 阿波踊り(徳島県)

日本三大盆踊りのひとつで、
約400年の歴史を持つそうです!

三味線、太鼓、鉦鼓、篠笛などの伴奏に合わせて、
連と呼ばれる踊り手の集団が踊り歩きます。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々~」
の節回しが有名ですよね~^^

徳島市阿波おどりは、毎年8月12~15日の4日間、
開催され、人口約26万人の徳島市に
全国から約135万人の観光客が訪れます。

 
 久富(ひさどみ)盆綱曳き(福岡県筑後市)

8月14日に行われる筑後市の熊野神社の綱曳きでは、
子どもたちが全身にススを塗って、
腰みのと角をつけて、黒鬼に扮し

直径40㎝、長さ15mの大綱を引きまわします。

 
地獄に落ちた亡者を、1日だけでも
地上に引き上げて、慰めようというお祭りです。

 

最後は、地域のお盆の行事やお祭りを
紹介しましたけど、

そのほかにも、大きなものから小さなものまで
全国にいろいろあることと思いますよ(^^♪

 

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