お彼岸におはぎを食べる理由は?ぼたもちとの違いは?

お彼岸と言えば、
おはぎが思い浮かぶ私・・・

お墓参りとか、ご先祖様のお供養
先なんじゃないの!?

でも、
・・・つい、食べ物が気になります(;´∀`)

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そんな、お彼岸にはつきものの、おはぎ、
なぜこの時期に食べるのか、知っていますか?

 
今までは、おはぎを食べるのに理由なんて
どうでもよかったんですけど(←言い過ぎ!?)、

子どもにあれこれ尋ねられると、
そういうワケにもいかず・・・(´・ω・;`)

 
今回は、お彼岸とおはぎの関係について
子供の喜ぶ顔が見たくて、思いっきり調べちゃいました!

 
落ち着いて、おはぎを味わうためにも
参考にしてくださいね!

 

お彼岸にはなぜ、おはぎなの?

お彼岸というのは、
春と秋、年に2回ある行事ですよね!

 
昼と夜の長さがほぼ同じになる
春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)として
前後3日ずつ、合計7日の期間のことです。

この年に2回のお彼岸に、
おはぎが登場するわけです^^

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ちなみに、おはぎって?
(わかると思いますけど、念のため(^^ゞ)

 おはぎとは?

うるち米ともち米(またはもち米のみ)を
混ぜたものを蒸して、
米粒が残るくらいに軽くついて丸め、

小豆のあんやきな粉をまぶした食べ物。

 
あんやきな粉のほかにも、
黒ゴマ、青のり、ずんだなど
いろいろなものがありますよね^^

 
このおはぎ、お彼岸に食べるようになったのは
江戸時代ごろだと言われているんですよ^^

 
でも、なぜ、おはぎなの(・∀・)??

 

 お彼岸に食べる理由(1)

江戸時代には、四十九日の忌明けに
おはぎを食べる風習が定着していたそうです。

 
「小豆」の赤い色には、

実は!
邪気を払いのける力があると
信じられていたからなんです。

 
この信仰が、ご先祖様を供養するお彼岸と
結びついて、広まったと言われているんですよ!

 

 お彼岸に食べる理由(2)

今は、甘いお菓子はた~くさんあるし、
お米も、誰もが食べているもの。

でも、昔はどちらも
とても貴重なものだったんですね。

 
そして、大事なお砂糖とお米で作ったおはぎを
ご先祖様にお供えして、供養したんですね!

 
このおはぎを、近所の人や親せきに
おすそ分けすることで
功徳を積むという意味もあったようです^^

 

 お彼岸に食べる理由(3)

おはぎって、あんとご飯で作られていますよね!

2つのものを「はぎ合せる」という言葉が
ご先祖様と心を合わせることを連想させるため
お彼岸に食べるようになった、
という説もあるんですよ。

「彼岸」と「此岸(しがん)」の2つが通じ合う、
というのも、お彼岸の意味ですよね!

 
彼岸と此岸については、こちらに解説していますので、
ぜひご覧くださいね~^^
 ⇒「お彼岸にお墓参りをするのはなぜ?時期はいつ?」

 

ところで、おはぎのことをぼた餅とも言うって、
知ってました?

 
私は・・・知ってはいたんですけど、

昔から、ぼた餅という言い方はしなかったし、
売っているところを見ても、
「おはぎ」の表示が一般的なので、

たぶん地域性でしょう。

・・・と済ませていました。

 
ところが!!

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おはぎとぼた餅って違うの?

あらら、なんと!

「仙太郎」という京都(←地元です)の有名な和菓子屋さんで
ぼた餅が売っていましたΣ(・ω・ノ)ノ!

 
知らなかった~

 
小豆のあんがたっぷり入った
最中(もなか)が有名なんですけど、
(大好きです(^^♪)

ぼた餅は知りませんでした。

 
ちなみに、1年中、ぼた餅という名前で
販売しているそうなんです!

 
大きめに作っているので、
萩より牡丹の花のイメージの方がピッタリ!
なんだそうです。

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ってことは、やっぱり、基本的には
「おはぎ」と「ぼた餅」は同じもの
考えてよさそうですよね。

 
じゃあ、どうして、2つも言い方があるの?

・・・ってことですけど、

 おはぎとぼた餅の違い

  • おはぎ(お萩)
     秋に咲く萩の花にちなんだもの。
     秋に使う呼び名。
  • ぼた餅(牡丹餅)
     春に咲く牡丹(ぼたん)の花にちなんだもの。
     春に使う呼び名。

 
季節によって、名前を変えていたんですね!

 
でも、形やあんが違う!という意見もあったので
まとめてみました。

 

おはぎ ぼたもち
小ぶりの俵型
 (萩の細長い花の形から)
大きく丸い形
 (牡丹の花の形から)
あん 粒あん
 (秋の収穫直後で小豆が柔らかい)
こしあん
 (冬を越して硬くなった小豆)
まぶすもの きな粉 小豆あん
米の状態 米粒が残る状態 粒が残らない状態
米の種類 うるち米 もち米

 
以上のように、地方や時代によって
区別していたところもあったようですけど、

現在では、季節にかかわらず
「おはぎ」と呼ぶところが多いようですね(^^♪

 

でも、江戸時代中期の書物の中に、
ぼた餅の語源が書かれていたり、
いくつかのことわざに、
ぼた餅という言葉が使われていたり、

昔は、「ぼた餅」は庶民の食べ物として
定着していたんじゃないかと思います(^^♪

 

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