「お盆」って、どんなふうに過ごしますか?
仕事?
お墓参り?
帰省?
それとも、海外旅行?
お盆と言うと、お盆休みを
連想する人もいるかもしれませんけど、
「盆と正月」なんて例えるように、
お正月と並ぶ、日本の伝統行事なんですよね~
でも、実は、我が家では、
特に何かをするわけじゃないので(;´∀`)
お盆には、みんな何をするの?
そもそも、お盆ってどんな日なの?
って疑問がわいてきたんです^^;
なので、お盆についていろいろと
調べてみました!
その中で、今回は、お盆ってそもそも何なのか、
いつにするのか、を見ていきましょう!
もくじ
お盆とは?
お盆の時期のニュースでは、
帰省ラッシュのピークはいつ・・・など、
新幹線の混雑や、高速道路の渋滞情報を
耳にすることが多いですよね。
そんな風に、お盆は多くの人が帰省して、
家族や親せきが集まる時期なんですね。
そうして行われる、「お盆」と言うのは、
こんな行事なんです!
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]お盆とは?
ご先祖様や亡くなった人たちの霊を家に迎え
供養する行事。
霊は、お盆の時期にあの世から戻ってきて、
再び帰って行く、とされているんですね。
霊が戻ってくるという日本古来の信仰と
仏教が結びついた行事と言われています。
[/colored_box]
そして、「お盆」という言葉には
こんな由来があります。
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]お盆という言葉の由来
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というのが、本来の名称です。
サンスクリット語の「ウランバナ」を、
漢字で表記したもので
「逆さづり」という意味を持つそうです。
そこから、盂蘭盆会の行事には、
「逆さまに釣り下げられるような苦しみから人を救う」
という意味があるんですって!
[/colored_box]
盂蘭盆会は、仏教の言葉で、日本へは
中国から伝わってきました。
「盂蘭盆経」という経典には、
こんな話があるんですよ!
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]盂蘭盆経の中の話
お釈迦様の弟子で、神通力の第一人者、目連(もくれん)が、
その力を使って、亡くなった母親を見てみると、
母親は餓鬼道(がきどう)に落ちて苦しんでいました。
餓鬼道とは、仏教の死後の世界の1つで、
食べ物を口に入れようとすると、
火になってしまうため、飢えと渇きに苦しむ世界のこと。
母親を助けたいと思った目連が、
お釈迦様に相談すると、
「7月15日に、安居(あんご=90日の雨季の修行)を
終えた僧たちにごちそうをして、
心から供養しなさい」と、おっしゃいました。
その通りにすると、母親は餓鬼から逃れ、
往生することができたのです。
さらに、お釈迦様は、
「7月15日にいろいろな飲食を盆にもり、
仏や僧、たくさんの人たちに、同じように供養すれば、
その功徳で、多くのご先祖が苦しみから救われるし、
生きている人も幸せを得ることができるでしょう」
とおっしゃったのです。
[/colored_box]
古来、日本には、
[colored_box color=”light‐gray” corner=”r”]
- ご先祖様の霊を崇拝する
- あの世にいるご先祖様は、一定の時期に
子孫のもとに帰ってくる
[/colored_box]
といった、信仰がありました。
お盆は、そういった信仰と
盂蘭盆経にある供養の習慣が合わさって、
日本の伝統行事として定着したものだったのです。
推古天皇の14年(606)に、初めて
お盆の行事が行われた記録があって、
江戸時代に、一般的に広く定着したそうです^^
ところで、お盆っていつからいつまでのことを
言うのか知っていますか?
お盆の3つの時期
お盆休みと言えば、8月15~16日ごろを含む
3~10日間ほどをイメージしますけど、
お盆休みのこの時期が、お盆の時期
とも限らないんですって!
そうなの!?Σ(゚Д゚)//
京都人の私にとっては、お盆はまさに
お盆休みの時期だったんですけど・・・
だって、8月16日には、盛大に
送り火をたきますし~~
(京都の五山の送り火のことです^^)
でも、全国的に見ると、8月中旬に
お盆を行うのは、7割ほどなんだそうです。
じゃあ、ほかの人たちはいつやるのか、
まとめてみるとこんな感じです。
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]お盆の時期
平安時代から行われていたというお盆、
もともとは、旧暦の7月13日~16日でした。
でも、明治時代に現在の新暦(太陽暦)が導入され
日が分かれていきました。
- 8月13日~16日(月遅れ)
西日本ほか、全国各地。1か月遅れで行うようになった理由は、
新暦の7月15日前後は、
農家の繁忙期にあたるからというもの、
梅雨時期だからというもの、また、もともとの日付に近い時期に
行うため、などさまざまです。 - 7月13日~16日
東京などの都市部。旧暦のときの月日を
そのまま採用したもの。 - 旧暦の7月15日に当てはまる時期(旧盆)
沖縄など南西諸島。旧暦の伝統通りの日時。
毎年日にちが変わります。
[/colored_box]
その他、7月いっぱいをお盆とする地域、
7月7日から7日間をお盆とする地域などもあり、
地方によって、風習や行事などは
かなり違うようです^^;
最後に・・・
いかがでしたか?
お盆の風習って、歴史がありましたね。
そして、地域によって、また時代によって、
少しずつ変化してきたんでしょうね。
次は、お盆にどういったことをするかも、
まとめてみたいと思います(^^♪
コメント