このないだ、お風呂に入って上がると、
「何だか鼻がムズムズするな・・・」と、
鼻に違和感を感じました。
気になってちょっと鼻を触ってみると・・・
手に血が。
「えっ、鼻血!?」
鼻血なんて何十年ぶり?ってぐらいに出したので、
若干焦りました。
いい大人が「鼻血出た!鼻血出た!」と、あたふた…(笑)
普段より熱めのお風呂で、
しかもちょっと長く入っていたので、
どうやらのぼせてしまったようでした。
しかし、突然の鼻血って驚きますよね。
「早く止めないと!」と思って、
すぐ鼻にティッシュを詰めて、上を向いて・・・と、
自分が知っている止血方法を試したのですが、
父親に、指摘されました。
「それじゃ、なかなか止まらないよ」
「こっちは血流してんのに、冷静にそんなことを・・・」
と思ったことは内緒にするとして(笑)、
じゃあ鼻血って、
どうしたら少しでも早く止められるのでしょう?
どうやるのが、正しいのでしょう?
今回は、鼻血を正しく早く止める方法をご紹介します^^
もくじ
鼻血を早く止める方法
鼻血を止める方法としてよく言われるのは、
- ティッシュを鼻に詰めて、上を向く
(もしくは仰向けに寝る) - 首を頭を叩く
といったことですが、実はこれすべて間違いです。
まず、ティッシュを鼻に詰めるという処置ですが、
これは間違いではないのですが、
血が止まるまで何度もティッシュを換えて詰めてはいけません。
何度もティッシュを出し入れすることで、
鼻の粘膜を傷つけ、逆によくありません。
もしティッシュを使うのであれば、
脱脂綿や化粧用のコットンなどのほうが、
鼻の粘膜に優しいのでおすすめです。
上を向くというのも、
鼻血が喉を通って気管に入ってしまう恐れがあるので、
ダメです。
また、血液には催吐性(さいとせい)という、
吐き気を引き起こす物質があるため、
気管から胃へ行き、気分が悪くなってしまいます。
横になって寝るというのもNG。
鼻が心臓より低い位置になってしまうと、
血流量が増えて逆に止血しにくくなります。
首や頭を叩くというのも、まったく効果はありません。
むしろ止まりにくくなるだけ。
ではどう止めるのが正しいのでしょう?
やり方は・・・
- まずは、背もたれのある椅子に座ります。
(椅子がなければ地面でも構いません) - 血が喉や気管へ流れないように、顔を下に向けます。
- 親指と人差し指で、小鼻を5~10分ほどつまみ、
圧迫します。
このとき、鼻で息ができないぐらい、
強くつまむようにしましょう。
骨の部分をつまんだり、鼻の穴を指で塞いでも、
血は止まらないので、
付け根部分をしっかり押さえてくださいね。
もし血が口に入ってしまったら、
飲み込まず吐き出すようにしてください。
先ほどお伝えしたとおり、催吐性という、
吐き気を引き起こす物質のせいで
気持ち悪くなってしまいますからね。
もっと早く止めたい、なかなか止まらないという時は、
さらに氷のうや冷たいタオルで、
小鼻の周りを冷やして下さい。
冷たさで血管が収縮するので、
血を早く止めることができます。
そうやって止血したあとは、
鼻を触らず、過激な運動は控えるようにしましょう。
熱いお風呂に入ったり、
お酒を飲んだりするのも避けてください。
なかなか止まらない場合は・・・
人間の鼻の穴の入り口には、
「キーゼルバッハ部位」と言われるところがあり、
そこには細い血管がたくさん集まっていますが、
その部分の粘膜が傷つくことで、出血します。
これが「鼻血」が出る仕組みなわけですが・・・
この場合なら、ご紹介した方法で止まりますが、
もし30分以上も止まらなければ、
別の部位からの出血が考えられるので、
病院へ行きましょう。
以上、鼻血を正しく早く止める方法をご紹介しました!
いかがだったでしょうか?
みなさんが思っていた方法と、違いがありましたか?
おそらくほとんどの人が勘違いしていそうな、
鼻血の止血方法。
間違って行うと、逆になかなか止まりません。
鼻血が出たときは、ぜひここを参考に、
落ち着いて処置してくださいね^^
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