年末の大掃除って、寒くって、テンションが上がりませんよね~
水だって、できるだけ使いたくないし。
って、私だけですか!?
暖かくなってからしようかなぁ・・・( ̄Д ̄;)
そんなことを思いつつ、掃除するなら、重曹が
必要だ!と思い、100円ショップに行きました。
昔は、重曹とクエン酸くらいだったのに、最近は、
「セスキ炭酸ソーダ」や「酸素系漂白剤」なども、
一緒に並んでいます。
セスキ炭酸ソーダは、用途や性質を見てみると、
重曹とよく似ているんです。
いったい何者?
重曹と、何が違うの?
どっちを使っても、同じなの?
疑問に思ったので、どう違うのか、違うなら、
どう使い分けたらいいのか、調べてみました。
もくじ
セスキ炭酸ソーダと重曹の違い
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸塩の中間物質なんだそうですよ。
重曹よりも、アルカリ度が高いため
タンパク汚れや油汚れに強いそうです。
それぞれの性質を、比べてみましょう。
重曹 | セスキ炭酸ソーダ | 炭酸塩 | |
---|---|---|---|
アルカリの強さ | ごく弱いpH8.2 | 弱いpH9.8 | pH11.2 |
水との相性 | 溶けにくい | 非常に溶けやすい | 溶けやすい |
洗濯 | × | ◎ | ◎ |
油汚れ | △ | ◎ | ◎ |
研磨力 | ◎ | × | × |
入浴剤 | ◎ | ◎ | ◎ |
消臭効果 | ◎ | ◎ | ◎ |
大きな違いは、
- 重曹よりも、アルカリ性が強いこと。
- 酸性の汚れに対する洗浄力が強い。
- 粒子が細かいため、重曹よりも、水に解けやすいこと。
- 重曹よりも、洗濯に向く。
- 研磨力は、重曹の方が上。
セスキ炭酸ソーダの方が得意なこと
◆洗濯
ワイシャツの襟の汚れなど、皮脂汚れには、
洗浄力の強いセスキ炭酸ソーダが、向いています。
重曹のように、溶け残りを心配することもありません。
洗濯機での洗濯に使う場合は、3時間ほど漬け置き
しておくと、より効果的!!
洗剤のように、泡が立たないので、大丈夫かなぁ・・・と、
不安でしたが、日常的な洗濯には、問題なかったですよ!
汚れがひどいとき、長期間しまい込む前には、
石けんや洗剤を使う、というように使い分けると
いいかもしれません。
◆キッチンの油汚れ
換気扇やガスレンジなどは、重曹で、漬け置きして
洗う方法が、よく紹介されていますが、これも
セスキ炭酸ソーダの方が、強力です。
やり方、使い方は、重曹の場合と同じ。
日常のお手入れには、セスキ炭酸ソーダ水のスプレーを
作っておくと、便利ですよ。
500mlの水に、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れるだけです。
重曹の場合より、溶けやすいので、使いやすいですね。
電子レンジや冷蔵庫の中、水道の水垢などにも、重宝します。
◆入浴剤として
重曹も、入浴剤として使われますが、
セスキ炭酸ソーダの方が溶けやすくて、便利です。
以前、お風呂のお湯に重曹を入れて、混ぜなかったら、
入ったときに、底にザラザラ~と、溜まっていて、
子どもたちに不評でした。
混ぜればすぐに溶けるんですけど、
市販の入浴剤だと、入れた瞬間溶けて
いきますし、違いますよね。
実際、セスキ炭酸ソーダが、入浴剤の
成分として、配合されていることも。
ちなみに、セスキ炭酸ソーダは、変質しにくいので、
常温で長期間保存が可能です。
また、界面活性剤よりも、環境に負担をかけにくいのも、
うれしいですね。
取り扱うときは、素手でも、問題はありませんが、
手荒れしやすい人は、ゴム手袋をしてくださいね。
また、アルミ製品や畳、木素材のものには、不向きです。
重曹を使った方がいいこと
◆消臭剤として
消臭効果は、どちらも違いはありませんが、作用が緩やかな
重曹の方が、適しているようです。
冷蔵庫などには、食用としても使われる重曹の方が、
安心できますね。
◆研磨剤として
重曹の方が、粒子が大きいので、研磨力が強くなります。
クレンザーと同じように、使うことができますよ。
焦げ付いた鍋を洗う場合や、ステンレスの鍋ややかん、
シンクなどを磨く場合には、重宝します。
ちなみに、こちらも、アルミ製品には不向きです。
いかがでしたか?
100円ショップなら、文字通り、100円でそろえることができるので、
どちらも試してみてはいかがでしょう。
家の中、あちこちで使えるので、上手に使えば、環境にも
お財布にもやさしいですよ♪
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