料理にみりんって、使いますか?
友達のママさんの中には、使ってない!
という人もいて、みりんって、なければないで
すんでしまう調味料かもしれません。
砂糖や料理酒で間に合うんじゃない?
なんて声もあったり・・・
でも、ちょっと待って~
みりんには、料理を上手に仕上げる秘密が
たくさん隠されているんですよ!!
今回は、そんなみりんの効果について
見ていきたいと思います。
もくじ
みりんのうれしい効果
まずは、みりんにどんな効果があるのか
挙げてみましたよ。
確認してみましょう。
[deco_bg image=”postit1″ width=”450″]【本みりんを使ったときの効果】
- 料理に上品な甘さとコクを加える
- 食材に照りを出す
- 肉や魚の生臭さを取り除く
- 煮くずれを防ぐ
- 味をしみ込みやすくし、うまみを逃さない
[/deco_bg]
いろいろありますね。
ちなみに、「本みりん」とあるのは、
みりん風調味料と区別するためです。
「本みりん」と「みりん風調味料」の違いは、
こちらを見てみてくださいね。
では、みりんの効果、1つずつ順に見ていきましょう^^
1、料理に上品な甘さとコクを加える
ショ糖という成分のみでできている砂糖と違って
みりんには、ブドウ糖やオリゴ糖など
数種類の糖類が含まれています。
甘さは、砂糖の2分の1~3分の1。
強い甘みはないけれど、自然なやさしい甘みを
料理に加えることができるんですよ。
熟成の過程で作り出されるアミノ酸で
料理に旨みやコクも生まれます^^
2、食材に照りを出す
みりんに含まれる糖分とアミノ酸は
食材の中のたんぱく質やアミノ酸と反応して
膜を作ります。
これが、照りというやつですね。
砂糖でも、照りをつけることはできますけど
みりんより照りは弱くなります。
照りがついていると、おいしそうに見えますよね~^^
食材の表面がおおわれている状態なので
水分の蒸発も防げるんですよ。
3、肉や魚の生臭さを取り除く
みりんには、アルコールが含まれています。
アルコール度数は、約14%。
お酒に分類される調味料です。
そして、みりんに含まれるこのアルコール分が
いい仕事をしてくれるんですよ~
みりんを加えて煮ると、食材にしみこんでいた
アルコールが蒸発するんですけど、
そのときに、肉や魚の生くさ~い成分も
一緒に連れて行ってくれるんです。
料理酒を使った場合も、同じような効果が
ありますね。
さらに、みりんに含まれる
糖類、アミノ酸、有機酸と食材の成分が反応して
臭いの成分自体も変化するそうです。
生臭さが残ってしまうと、料理の味が
台無しですよね。
イヤな臭いは、しっかり取り除いちゃいましょう!
4、煮くずれを防ぐ
アルコールには、ほかにも素材を引き締める効果があるんです。
植物性の素材、例えばジャガイモなんかは
煮込むとくずれやすいものの1つ。
これは、細胞壁の成分であるペクチンが
熱に弱いから!だそうですよ。
長時間、熱が加わると溶けてしまうんですけど、
アルコールが加わると、ペクチンの結びつきが
強くなります。
結果、煮くずれを防止することになるわけです(^^♪
肉や魚も、筋繊維に作用して、煮くずれを
防いでくれますよ。
見栄えのいい料理に仕上がりますね。
5、味をしみ込みやすくし、うまみを逃さない
さらにもう1つ、アルコールの特徴は、
食材に素早くしみ込むこと。
しみ込むときには、旨み成分であるアミノ酸や
有機酸なども一緒にしみ込みます。
煮汁に含まれている成分も、連れて行ってくれます。
熱を加えることで、アルコールは蒸発するけれど
旨み成分は、食材の中にしっかりと残ってくれるんですね!
また、しょう油や味噌などの調味料とも
相性がいいので、料理の味をうまくまとめてくれる
効果もあるんですよ。
以上5つの効果があれば、料理がおいしくできあがりそうですよね(^^♪
みりんの特性を活かすためにも、
最後に、使い方のコツをまとめてみましたよ。
みりんの上手な使い方
みりんと言えば、和風の調味料。
基本的には、煮物や照り焼きなどの和食に使います。
絶妙なバランスの甘辛い味がおいしいですよね。
でも、いつも同じ味が出せるわけじゃない・・・
と悩んでいませんか?
それなら、調味料の黄金比が役立ちます!
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]
覚えておくと便利な、黄金比は、
ズバリ、本みりん:醤油=1:1。
あれっ、簡単すぎました??
これに、だし汁や酒、砂糖を加えて、
いろいろな料理に応用することができるんですよ。
煮物なら、これにだし汁と料理酒、
照り焼きなら砂糖を少し、
おでんならだし汁。
もう、覚えられましたよね(*^^*)
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さあ、ではこの黄金比を使って、定番の煮物
「肉じゃが」を作ってみましょう。
[colored_box color=”gray” corner=”r”]【みりんで作る肉じゃがレシピ】
材料(2人分)
- 牛肉 100g
- ジャガイモ 2個
- ニンジン 1/3個
- 玉ねぎ 1/2個
- さやいんげん 適量
- しょう油 大さじ2
- みりん 大さじ2
作り方
- 材料を食べやすい大きさに切る。
さやいんげんは、塩を加えた熱湯でゆでておく。 - なべに油を熱し、牛肉を炒める。
- 牛肉の色が変わったら、
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを入れる。 - 全体に油がまわったら、
みりんと水をヒタヒタまで加える。
素材に甘みをつけたい場合は、
塩分より先にみりんを入れます。
タイミングは、砂糖を入れるのと同じですね。
先にみりんを入れると、アルコール分が、肉の臭みをとったり、
ジャガイモの煮くずれを防いだりする効果もありましたよね! - 煮立ったら、しょう油を加え、
落とし蓋をして、中火で15分煮る。
しっかり煮立たせて、アルコール分を飛ばします。 - 最後に、みりんを少量(分量外)加え、5分間煮る。
最後に入れるみりんは、照りを出すためのもの。
料理の見栄えが、変わってきます。 - 器に盛りつけて、さやいんげんを散らす。
[/colored_box]
最初に挙げた、みりんの効果がすべて活きてきますね!
手元にレシピがなくても
しょう油とみりんの比率を覚えておけば、
ほかの料理にも応用することができます。
最後に・・・
いかがでしたか?
みりんを使いこなせれば、料理のウデがあがりますよ。
そうそう、まだやったことはないんですけど、
焼き菓子の生地にみりんを入れるといいそうなんです!
お菓子とみりんって、聞きなれない組み合わせ・・・
でも、
- コクのあるスイートポテト
- ふわふわのホットケーキ
- しっとりしたパウンドケーキ
などなど・・・が、できあがるそうです。
どれも気になりますよね~
早速試してみようと思います(^^♪
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