調味料の「さしすせそ」には登場しないけれど
料理のレシピを見ると、煮物や照り焼きのタレに
使われるのが、みりん。
お店に買いに行くと、種類がいくつかあって、
値段もずいぶん違って・・・
どれを買えばいいのか
迷ったことはありませんか?
よく見ると、安いものは
「みりん風調味料」とか「みりんタイプ」とか
書いてあります。
これは、みりんではないの??
そんな疑問に答えるべく、
「みりん」について、詳し〜く調べてみましたよ!
もくじ
「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ」
お店で売っているものを見てみると
どうやら3種類あるようです。
なんだか、まぎらわしい〜(´口`)
まずは、1つずつ見ていきましょう!
もち米と米麹に焼酎を加えて熟成させたお酒の一種。
アルコール度数は14%ほどあるので
立派にお酒ですよね!
麹の酵素が、もち米のでんぷんを糖化するため
甘くなるんだそうです。
みりん風調味料などとは区別して
「本みりん」と言われますけど、
スーパーに並んでいるのは、
もち米を少なくして糖類を加えたものや
本格焼酎の代わりに醸造アルコールを使ったものが
ほとんどです。
同じみりんと言っても
- 伝統的な製法を守って作られたもの
- 熟成を早めた一般的な製法のもの
があるわけです。
水あめなどの糖類を主成分にした甘味調味料。
米および米麹の醸造調味料、醸造酢、酸味料などを加え、
みりんの風味や特徴に近づけたものです。
みりんはお酒に分類されるので、以前は
免許がないと販売できませんでした。
そのため、みりんと同じような効果があって
アルコール度数の低い調味料として開発されたのが
みりん風・・・の始まりだそうですよ。
ちなみに、アルコール度数は1%未満です。
米と米麹に、アルコールと糖類を加えて発酵させ
塩分を加えたもの。
作り方は、本みりんに近く
アルコール度数も5〜15%あります。
ただし、食塩が含まれているのが特徴です。
2%ほど食塩を加えると、飲料には適さないため
お酒には分類されなくなるそうです。
免許がなくても販売できる調味料に
仕上げてあるんですね〜
以上まとめてみると、こんな感じですね(*^^*)
原材料 | 醸造期間 | アルコール度 | 塩分 | 参考価格 | |
本みりん (伝統製法) |
もち米、米麹、 本格焼酎 |
1年〜 | 約14% | 0% | 500ml ¥700 |
本みりん (一般製法) |
もち米、米麹、 アルコール、糖類 |
2〜3ヶ月 | 約14% | 0% | 1L ¥450 |
みりん風調味料 | 水あめ(糖類)、 米および米麹の醸造調味料、 醸造酢、酸味料 |
・・・ | 1%未満 | 1%未満 | 1L ¥200 |
みりんタイプ | 米、米麹、アルコール、 糖類、食塩 |
2〜3ヶ月 | 5〜15% | 約2% | 1L ¥200 |
同じみりんでも、種類があることはわかったけれど、
料理には、どれを使えばいいのでしょう?
どれでも同じ?
使い分けがあるの?
次は、おすすめのみりんを見てみましょう。
料理に使うのにオススメは?
使うなら、やっぱり昔ながらの作り方で
時間をかけて熟成された「本みりん」ですよね〜
白扇酒造の三年熟成本みりんや
三州三河みりんなどが、有名です。
こういった良質のみりんは
そのまま飲んでもおいしいんです!
・・・なんて断言してみたものの、
アルコールの飲めない私には、実は
そのおいしさはわからないんですけどね(*_*;
でも、昔はみりんと言えば、調味料ではなく
飲むためのものだったんですよ。
甘〜いお酒として、飲まれていたようで
調味料として使われるようになったのは
江戸時代以降だそうです。
そんな本みりんのおすすめポイントはこちら!
じっくりと熟成されて作られた本みりんは
料理に深いコクと旨みを出すことができます。
数種類の糖類とアミノ酸などが
深みのある味を出してくれるんですね!
長期熟成されるからこそ生み出される
天然成分が醸し出す、複雑な旨みです^^
ただし、500mlで750円前後、1.8Lでも2500円くらいと
結構いいお値段、するんですよね~
もう少し、経済的なものを使いたい・・・
という場合は、こちら。
一般的な製法の本みりん
お店で本みりんと書いて売っているものは
ほとんどこのタイプで、これなら
1Lを450円くらいで買うことができます。
同じ本みりんでも、すごく安くなったけど
どうして?という人に・・・
この本みりんは、昔ながらの本みりんと比べると、
同じ量のもち米から、3倍ほどの量を作ることが
できるんだそうです。
ビックリ(@_@)
熟成期間も短くてすむので、
その分安く買うことができるんですね。
そして、さらに安いのが、
みりん風調味料
1Lが200円ほどで買えちゃいます。
金額的には、とってもお得^^
アルコールがほとんど含まれないので
煮きる必要がなく、和え物などにも
使いやすくなっています。
煮きる手間が省けるのは、すごく便利そうですけど
化学調味料などがちょっと気になる私です・・・
最後に・・・
いかがでしたか。
昔ながらの本みりんを使って、
料理をしてみたくなりましたか。
えっ?飲んでみたくなったΣ(゚∀゚ノ)ノ
お店で安く売られているものと比べると
お値段は、ずいぶん変わってきますけど、
料理の仕上がりも、かなり変わってきますよ!
ぜひ1度、使ってみてくださいね(^^♪
コメントを残す