料理に使うみりんの効果は?使い方のコツは?

料理にみりんって、使いますか?mirin

友達のママさんの中には、使ってない!
という人もいて、みりんって、なければないで
すんでしまう調味料かもしれません。

砂糖や料理酒で間に合うんじゃない?
なんて声もあったり・・・

 
でも、ちょっと待って~

みりんには、料理を上手に仕上げる秘密
たくさん隠されているんですよ!!

 
今回は、そんなみりんの効果について
見ていきたいと思います。

 

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みりんのうれしい効果

まずは、みりんにどんな効果があるのか
挙げてみましたよ。

確認してみましょう。

 

【本みりんを使ったときの効果】

  1. 料理に上品な甘さとコクを加える
  2. 食材に照りを出す
  3. 肉や魚の生臭さを取り除く
  4. 煮くずれを防ぐ
  5. 味をしみ込みやすくし、うまみを逃さない

 
いろいろありますね。

ちなみに、「本みりん」とあるのは、
みりん風調味料と区別するためです。

 
「本みりん」と「みりん風調味料」の違いは、
こちらを見てみてくださいね。

 ⇒「みりんとみりん風調味料の違いって?買うならどっち?」

   
では、みりんの効果、1つずつ順に見ていきましょう^^

 

1、料理に上品な甘さとコクを加える

ショ糖という成分のみでできている砂糖と違って
みりんには、ブドウ糖やオリゴ糖など
数種類の糖類が含まれています。

甘さは、砂糖の2分の1~3分の1。

強い甘みはないけれど、自然なやさしい甘み
料理に加えることができるんですよ。

 
熟成の過程で作り出されるアミノ酸
料理に旨みやコクも生まれます^^

 

2、食材に照りを出す

みりんに含まれる糖分とアミノ酸
食材の中のたんぱく質やアミノ酸と反応して
膜を作ります。

これが、照りというやつですね。

 
砂糖でも、照りをつけることはできますけど
みりんより照りは弱くなります。

 
照りがついていると、おいしそうに見えますよね~^^

食材の表面がおおわれている状態なので
水分の蒸発も防げるんですよ。

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3、肉や魚の生臭さを取り除く

みりんには、アルコールが含まれています。
アルコール度数は、約14%。

お酒に分類される調味料です。

 
そして、みりんに含まれるこのアルコール分が
いい仕事をしてくれるんですよ~

 
みりんを加えて煮ると、食材にしみこんでいた
アルコールが蒸発するんですけど、

そのときに、肉や魚の生くさ~い成分
一緒に連れて行ってくれるんです。

 
料理酒を使った場合も、同じような効果が
ありますね。

 
さらに、みりんに含まれる
糖類、アミノ酸、有機酸と食材の成分が反応して
臭いの成分自体も変化するそうです。

 
生臭さが残ってしまうと、料理の味が
台無しですよね。

イヤな臭いは、しっかり取り除いちゃいましょう!

 

4、煮くずれを防ぐ

アルコールには、ほかにも素材を引き締める効果があるんです。

 
植物性の素材、例えばジャガイモなんかは
煮込むとくずれやすいものの1つ。

これは、細胞壁の成分であるペクチンが
熱に弱いから!
だそうですよ。

 
長時間、熱が加わると溶けてしまうんですけど、
アルコールが加わると、ペクチンの結びつき
強くなります。
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結果、煮くずれを防止することになるわけです(^^♪

 
肉や魚も、筋繊維に作用して、煮くずれを
防いでくれますよ。

見栄えのいい料理に仕上がりますね。

 

5、味をしみ込みやすくし、うまみを逃さない

さらにもう1つ、アルコールの特徴は、
食材に素早くしみ込むこと。

しみ込むときには、旨み成分であるアミノ酸や
有機酸なども一緒に
しみ込みます。

煮汁に含まれている成分も、連れて行ってくれます。

 
熱を加えることで、アルコールは蒸発するけれど
旨み成分は、食材の中にしっかりと残ってくれるんですね!

また、しょう油や味噌などの調味料とも
相性がいいので、料理の味をうまくまとめてくれる
効果もあるんですよ。

 

以上5つの効果があれば、料理がおいしくできあがりそうですよね(^^♪

みりんの特性を活かすためにも、
最後に、使い方のコツをまとめてみましたよ。

 

みりんの上手な使い方

みりんと言えば、和風の調味料。
基本的には、煮物や照り焼きなどの和食に使います。

絶妙なバランスの甘辛い味がおいしいですよね。

 
でも、いつも同じ味が出せるわけじゃない・・・
と悩んでいませんか?

それなら、調味料の黄金比が役立ちます!

 

 覚えておくと便利な、黄金比は、
ズバリ、本みりん:醤油=1:1。

 
あれっ、簡単すぎました??

 
これに、だし汁や酒、砂糖を加えて
いろいろな料理に応用することができるんですよ。

煮物なら、これにだし汁と料理酒、
照り焼きなら砂糖を少し、
おでんならだし汁。

 
もう、覚えられましたよね(*^^*)

 
さあ、ではこの黄金比を使って、定番の煮物
「肉じゃが」を作ってみましょう。

 

【みりんで作る肉じゃがレシピ】

 材料(2人分)

  • 牛肉     100g
  • ジャガイモ   2個
  • ニンジン   1/3個
  • 玉ねぎ    1/2個
  • さやいんげん  適量
  • しょう油   大さじ2
  • みりん    大さじ2

 作り方

  1. 材料を食べやすい大きさに切る
    さやいんげんは、塩を加えた熱湯でゆでておく。
  2. なべに油を熱し、牛肉を炒める
  3. 牛肉の色が変わったら、
    ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを入れる。
  4. 全体に油がまわったら、
    みりんと水をヒタヒタまで加える。

      素材に甘みをつけたい場合は、
      塩分より先にみりんを入れます。
      タイミングは、砂糖を入れるのと同じですね。

      先にみりんを入れると、アルコール分が、肉の臭みをとったり、
      ジャガイモの煮くずれを防いだりする効果もありましたよね!
  5. 煮立ったら、しょう油を加え、
    落とし蓋をして、中火で15分煮る。

      しっかり煮立たせて、アルコール分を飛ばします。
  6. 最後に、みりんを少量(分量外)加え、5分間煮る。

      最後に入れるみりんは、照りを出すためのもの。
      料理の見栄えが、変わってきます。
  7. 器に盛りつけて、さやいんげんを散らす。

 
最初に挙げた、みりんの効果がすべて活きてきますね!

手元にレシピがなくても
しょう油とみりんの比率を覚えておけば、
ほかの料理にも応用することができます。

 

最後に・・・

いかがでしたか?

みりんを使いこなせれば、料理のウデがあがりますよ。

 
そうそう、まだやったことはないんですけど、
焼き菓子の生地にみりんを入れるといいそうなんです!

 
お菓子とみりんって、聞きなれない組み合わせ・・・

でも、

  • コクのあるスイートポテト
  • ふわふわのホットケーキ
  • しっとりしたパウンドケーキ

などなど・・・が、できあがるそうです。

 
どれも気になりますよね~
早速試してみようと思います(^^♪

 

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